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第12話 それぞれ Side心翔
竹田が退院してから優ちゃんの家に一緒に住む事になった。
優ちゃんの家に住むのも少しだけ竹田兄と揉めていたが竹田の気持ちと優ちゃんのお母さんの説得力で竹田兄は条件付きで許可してくれた。
今朝からお休みの桃さんと一緒に俺と心輝は荷物運びを手伝っている。
桃さんが運転手だけどかなり上手い。
優ちゃんは竹田と住むのが嬉しいのかずっとニコニコしているし優ちゃんのお母さんも同じ様に嬉しそうだった。
挙げ句の果てに2人で竹田に抱きつく始末。
俺に見せた事がない表情をしているのに少しだけ妬けた。
色々しながら竹田の引越しをしていたら夕方になってしまったので俺と心輝は晩御飯をご馳走になる事にした。
晩御飯が終わり皆んなでリビングで話をしていると桃さんが雑誌とタブレットを持ってきてテーブルの上に置いた。
「直君と優月にお願いがあるんだけど?心翔君と心輝君も一緒にお願いしたいんだけど?」
「この雑誌は・・・」
「優月は気付くの早いはね」
なんか凄く優ちゃんが嫌そうな顔をしている横で桃さんが不敵に笑っている。
「ぼ・・・ぼっ・・・・僕は嫌だからね。あの時は仕方なくって聞いてるの?」
タブレットと雑誌を見ながら竹田が優ちゃんを交互に見ている。
桃さんとスタッフさんの腕が良いからかなり別人になっている。
「優月君、可愛いというか綺麗だね」
「俺はこの時にあってるんだよな。けど心翔とのこの写真はいいな直」
「うん。すごく好きが分かる」
優ちゃんは気になったのかタブレットを覗き込むと顔を真っ赤にして慌てている。
何を見ていた?
「はっ・・・・恥ずかしいから見ないでよ」
優ちゃんは竹田と心輝からタブレットと雑誌を奪い取ったけど桃さんが携帯を取り出して2人に見せている。
流石は桃さんこれは何をしても無駄なような気がしてきた。
ポケットこら写真とか出てきそうだもんな。
「優ちゃんの負けだな?桃さんには勝てないだろう?」
「ですよね。はぁ〜っ」
優ちゃんはため息をついたて観念したねか桃さんのお願いを聞く羽目になってしまった。
女の子の姿をして照れている優ちゃんが可愛い。
1番可愛いのは俺の腕の中で照れてる優ちゃんだけどな・・・。
俺は顔がニヤけそうなのを必死に堪えていた。
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