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第13話 早めのクリスマス

何故か近くのホテルの一室に居ます。 撮影場所変えるからと言われ片岡さんと咲夜さん、徹さんだけが移動。 不思議に思いながらスタジオに戻ったら打ち上げすると言われて他の人達はその準備。 「お願い」 「絶対嫌です」 咲夜さんと撮影をする約束はしたからここまで来たけど説明にない事を言われてもやりたく無い。 心翔も数枚撮ってから説明無い事を要求されてかなり怒っていて今にも暴れそうな勢い。 「説明しなかったのは悪かった。俺の中では2人以外考えられないんだ」 「本当に無理です。桃お姉様だって許可しないですよ」 「だから、場所を変えてだね」 ホテルのベッドルームで撮影ですか? ベッドルームに入って説明されたのは「クリスマスイブの夜の恋人」 僕は男だから見せる部分は限られてくるけどドレスを脱がせていく途中までの姿を撮影したいらしい。 それを雑誌に載せるとか言われてもね。 「明日までに撮影終わらせないとそのページだけが無い状態になるんだ」 そして咲夜さんに土下座されてます。 ヤらないといってから1時間ずっとこの調子です。 「心翔と2人にして下さい」 ベッドルームから3人を追い出すと心翔を見つめた。 「心翔、なんか咲夜さんが可哀想になってきたんだけど?」 「優ちゃんは甘すぎる」 「だよね」 周りの人達が困るのも分かるんだけど・・・・・。 下を向いて考えてると心翔が僕を引き寄せて抱きしめた。 「優ちゃんが良いならするよ」 「うん。ごめんね心翔」 「謝るなって、頼まれたら断れないの知ってるから優ちゃん」 断って諦めてくれたらと断り続けたけどあそこまでされたら引き受けるしかないとか思ってしまった。 押しに弱い僕。 咲夜さんに片岡さんと僕達だけでの撮影で出来が気に入らなくても再度撮り直しはしませんと言う条件をつけた。 咲夜さんはそれでも良いと喜んで1時間後に迎えに来るからと徹さんと部屋から出て行ってしまった。

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