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第15話 早めのクリスマス

ゆっくりと後ろに倒されて心翔の腕に頭を乗せる形になった。 これって腕枕? 心翔の指が僕の前髪に触れてゆっくり顔のラインをなぞるように降りてきて親指で唇に触れた。 それから僕を見つめながら唇を親指でなぞる。 僕は心翔から目をそらすことが出来ずにいた。 いつもなら唇にキスをしてくれるけどゆっくりと親指で唇をなぞりずっと見つめるだけの心翔に僕は全てを脱がされて触れられている錯覚に陥っていた。 「ううんっ・・・・・はぁっ・・・・・」 我慢できずに少し開いた唇から小さく甘い声が漏れてしまう。 身体が熱くて心翔に触れて欲しくて腰が少しだけ揺れてしまっていた。 それでも心翔はずっと唇を親指でなぞるだけで僕には触れてくれない。 「優ちゃん。エロい顔あんまりするなよ」 心翔が耳元で囁くと身体がビクッと跳ねる。 「ま・・・なと・・・・・」 「そんな甘えた声出すな。我慢できなくなるだろう?」 我慢? カシャカシャ。 何? 音が聞こえる方を見ると片岡さんが撮影をしていた。 「あっ・・・・・。僕・・・・・・」 「だから、俺だけ見てろって言ってるだろ?」 頬を掴み僕を自分の方に向かせると軽くキスをされた。 唇が触れるか触れないかの位置で心翔が僕に小さな声で話しかけてくる。 「優ちゃん、撮影を忘れてたろ?」 「うん」 「優ちゃんがあまりにもエロいから俺ヤバかった」 「僕は・・・ヤバイ」 心翔がスカートの中に手を入れて内腿を撫でてくる。 「だから・・・ヤバイんだよ。心翔」 「うん。乱れてみてよ」 「嫌だよ。片岡さんいるもん」 「さっき忘れて腰動かしてたの誰だ?」 「ひどっ、心翔がカッコよかったから・・・夢中になっただけだもん」 プイッと心翔の胸に顔を埋めてスリスリしていると心翔が僕自身に触れてきた。 「やぁっ・・・・ダメ・・・心翔」 「これ、スカートだからばれるよな?ならこうしようか?」 心翔は腕を頭からのけると僕に覆いかぶさり心翔自身を僕自身に押し付けてきた。 「心翔!」 「優ちゃん、ちょっと起きあがれる?」 「へっ?あっ、うん」 心翔は僕を起こして抱きしめる形で背中のファスナーに手を掛けるとドレスを胸が見えないギリまで脱がせてまたベッドへ押し倒す。 心翔は上半身を全て脱いでベルトを緩めてズボンのファスナーを半分まで下げてボクサーパンツが少し見えるくらいの格好をした。 上半身裸って・・・・・。 あまり心翔の裸を他の人に見て欲しくない。

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