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第17話 早めのクリスマス

ベッドから降りてシャツを着ながら咲夜さんに心翔は話しかけた。 「俺達、もういいですか?」 心翔の声が少し低い。 きっと怒ってるんだと思う。 「えっ、あ・・・うん。違う場所で内容確認したいから30分待ってくれるかな?」 「まだ俺達はここに居ないとだめなんすか?」 「撮り直しとか無いけどね。その・・・・・。終わったら部屋に連絡入れるからそしたら下のカフェに降りてきてよ」 心翔はベッドに腰を下ろして溜息をついた。 僕は体を起こして咲夜さんの方を向いた。 「分かりました。僕は連絡待ちます」 「優月君、悪いね。また後でね」 そう言って咲夜さん達は一旦部屋から出て行ってしまいベッドルームに心翔と2人っきりになった。 心翔はずっと外の夜景をベッドに座りながら見ている。 心翔に触れていいのか分からなくてゆっくりと近づいて隣に座ってみた。 「心翔?」 心翔は返事をしてくれなくてどうしていいのか分からない。 でもこのままは凄く嫌だ。 「ねぇ、心翔。どうしたの?」 僕は心翔の肩額をつけて指を絡めて手を繋いでみる。 「心翔?」 人差し指で頬を突いたら急に手を掴まれて唇を奪われた。 舌と舌を絡めて何度も角度を変えながら互いの熱を確かめた。

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