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第7話 早めのクリスマス Side心翔

「優月君。すまなかった」 咲夜が優ちゃんに頭を下げるが優ちゃんは何の事みたいな感じで不思議そうな顔をしている。 「咲夜さんは僕に何かしたの?」 「媚薬を・・・」 「媚薬?僕飲んでないよ」 「撮影前にあげたジュースに入れたんだ」 「うん。あのジュース美味しかった。ブルーベリーとかイチゴとか入ったやつでしょ?」 やっぱり優ちゃんの様子がおかしいと思う。 「心翔。本当に僕お腹すいたんだよ。早くご飯食べたいよぉ〜」 「そうだな。桃さんに言ってスタジオ連れて行ってもらおうな」 「うん。嬉しいなぁ〜。直、スイーツもあるの?」 「あるよ。優月・・・大丈夫だよね」 竹田も優ちゃんの様子に違和感を感じてるのか不安そうにしている。 「竹田、大丈夫だと思うけど・・・心配すんなよ。そんな顔してると心輝が心配すんだろ?」 「そうだよね。ありがとう久遠君」 優ちゃんは俺の隣で首を横に傾げた。 いつもはしない動作に戸惑うんだけど俺。 心配だけどあまりにも無邪気に笑ったりするから可愛すぎて押し倒したくなる。 今の優ちゃんを抱いたらどんな反応をするんだろうか? 俺の隣で無邪気に笑う優ちゃんを見つめながらそんな事を考えてる俺は桃さんに怒られそうだな。

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