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第3話 僕は心配

「暫くしたら収まるかな?」 心翔が廊下の方に視線を向けると女子達の黄色い歓声が上がる。 「心翔も心輝も前から人気あったからどうかな?心翔に彼女いても告白収まんなかったでしょう?」 僕は卵焼きを頬張りながらムスッとした。 僕の頭に手が伸びてきてクシャクシャとされた。 「可愛いな。ヤキモチ優ちゃん」 「ちがっ・・・うく無いけどだってイヤだもん」 僕達のやり取りを見ていた直が首を傾げた。 「優月君はまだ戻って無いの?」 「えっ?どうして直?」 「あの日ずっと久遠君に甘えてたでしょう?今もだから治って無いのかなって思ったのね」 直はそう言って笑った。 僕が心翔に甘えている? 直にはそんな感じに見えてるの? 「でも確かにゆづさんと久遠の雰囲気少し変わった気がする。久遠前よりゆづさんに俺たち以外の奴らがいても触れるしゆづさんも悪い気してないっていう感じ?」 「そんな・・・うっ・・・・・」 そんな事無いと言おうとしたけど間違いでは無い。 心翔が僕に触れてくれるのは凄く嬉しい。

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