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第7話 僕は心配
直はテーブルの端に追いやった雑誌に手を伸ばした。
「あっ、待って直」
「何?往生際が悪いですよ優月君」
ニヤリと笑う直はいつも見ている可愛い女の子みたいな直じゃなくて男の子になっています。
それもSみたいな感じだよ。
グッと雑誌を引っ張るとページが分かっているのかスグに僕達の特集されているページが開かれた。
「やっぱり、優月君は綺麗だね」
何これ?
僕は恥ずかしくてこのページはペラペラと飛ばしてたからこんな恥ずかしいのが載せられてたの?
「これなんて凄く妖艶ですよ」
「妖艶・・・・・・」
横からの写されたもので僕がうつ伏せになって背中に心翔がキスをしている。
僕も顔が横を向いているだから表情がわかる。
この時は心翔が欲しくてもっと感じたくて触れたくてって思い出したら顔が赤くなってきた。
「あっ、優月君。思い出してるんだ」
「へっ?違う」
「だって顔が赤いもん。久遠君も凄く優月君を愛おしそうに見つめてるよね」
唇が触れるか触れないかで心翔と話をしていた時のやつだ。
心翔は優しく僕を見つめていて僕は恥ずかしくて少し照れてしまっている。
「もう見れないよ」
本当に恥ずかしくてどうして撮影をしてしまったんだろうと今になって後悔してしまった。
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