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第18話 僕は心配

僕はそれから3日間寝込んでしまった。 その間も心輝は毎日家に来てくれて直と一緒に僕を励ましてくれた。 3日間、僕は心翔を探す事もできずに何をやってるんだ。 体調が良くなり心翔を探したいけど学校には登校しなさいと春子お母さんに怒られてしまい。 今はお昼休みです。 「完全に復活!」 「無理はダメだよ。優月君」 「心翔が連れ去られたのがハッキリして、後は僕が見た白いワゴン車を見つければ良いんだよ」 僕が白いワゴン車のナンバーなんか覚えていたなんてビックリだけどあの時気になってワゴン車を見たからナンバーも無意識に覚えていたみたいだった。 その白いワゴン車は心翔家の前の防犯カメラに毎日の様に写っていて連れ去る所も写っていた。 ナンバーまでは写ってなかったけど近くのコンビニやら街中の防犯カメラにはハッキリと写っていたらしい。 「警察も動いてくれてるから優月君は大人しくしてなきゃダメだよ」 大人しく? この僕が出来ると思うんだ直。 「それは、無理だよ。竹田」 「何を笑ってんだよ。ウサちゃん」 教室に心輝を連れてウサちゃんと冬空君が戻ってきた。 「そうでしょ?久遠の事になるとゆづさんは人が変わるからね」 「竹田の時もかなり暴れたよな?」 ウサちゃんも冬空君も僕が暴れん坊みたいな言い方するよね。 「なんだよ。ひとを暴れん坊みたいにさ失礼だよ」 「優月君。無理はしないでよ」 「わなったよ。直」 直が心配そうな顔して僕を見てくる。 無理はしない。 けど怒りが込み上げてきたら暴走するのは確かだった。

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