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第20話 僕は心配

黒服の人に会ってある人物の名前と居場所を聞き出した。 そして放課後1人でそいつがいる場所に来ていた。 「あれって・・・でも男の子だよ」 この辺の地域で1番の学力が高い高校の校門前にいた。 そして僕はある人物が出てくるを待っているがさっきから女の子が僕を見てヒソヒソと話しながら何人も通り過ぎて行った。 聞こえてくるのは心翔君の彼女に似てるみたいな感じの会話。 彼女に似てるんじゃなくて本人なんだけど雑誌の僕は女の子になっているからね。 男の僕は彼女じゃなくて今は心翔の親友だよ。 僕は校門から出てきた女子生徒に声を掛けた。 「すみません。藤咲正臣(フジサキマサオミ)って人を知ってますか?」 「藤咲会長ならまだ生徒会室に居ましたよ。そろそろ帰られると思うので出て来られるかもしれません」 その女子生徒は親切に僕の質問に答えてくれる。 「ありがとうございます」 「藤咲会長のお知り合いですか?」 「親友が知り合いでちょっとお話しをしてみたくて来たんです」 「もう直ぐしたら出てくると思いますよ。あっ、あのは人が藤咲会長です」 女子生徒が校舎の方を向くと校舎の入り口から藤咲正臣が出てきた所だった。 僕は女子生徒にお礼を言うと藤咲正臣が校門から出てくるのを待っていた。

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