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第8話 僕は心配 Side心翔
ピチャピチャと蕾を舐める音が耳に入ってくる。
「うっ・・・どうして・・・俺を・・・・・・」
ジュルッと蕾に吸い付いて唇が離れていくと代わりに硬いものが押し当てられた。
「おや?お教えしてませんでしたか?僕は貴方に心を奪われたのです。だから僕の物にすると決めました」
そう言いながら藤咲正臣自身を俺の中にゆっくりと沈めてくる。
「はっ・・・こんな・・・ううっ・・・・・事しても・・・・・・俺は・・・・・優ちゃん・・・・・だけ・・・」
「存じております。ですがどうしても貴方の全てが欲しい。雑誌の様に彼女に向ける眼差しで僕を見て欲しい」
何?
優ちゃんを好きだからあの表情になるんだ。
こんな事をするコイツにできるわけも無いし好きになる事なんて無い。
「無理だ。身体はお前の物になっても心だけは無理だ」
藤咲正臣は一瞬だけ中に入れてくるのを止めたがスグに奥まで貫いてきた。
「うあっ!!!」
「なら、身体は僕の物にします。貴方は一生彼女に会わせません」
「そんな事・・・クッ・・・できるもんか!」
「それが僕には出来るとしたら?もう黙って僕自身を堪能して下さい心翔君」
藤咲正臣はそう言って1番奥をガンガンと無理やり突いてくる。
気持ち悪くて吐きそうになるが身体は正直で俺自身は硬さを増していた。
「心翔君の身体は正直で良いですね。ギュウギュウ締め付けてきて引くときは抜けない様に僕自身を締め付けてくる。もっと感じて僕だけに溺れてください」
俺が溺れているのは優ちゃんだけ・・・・・・・。
だけど何度も奥を突かれて俺自身を擦られると身体は自然と快楽を求めて腰を動かし始める。
もっともっと気持ちよくなりたいと欲しがる。
こんなの嫌だ。
優ちゃんに会いたい。
「イキそうですか?締め付けがまたキツくなりましたよ」
優ちゃんの事を思うと身体が反応するんだ。
優ちゃんが欲しい。
「ううん・・・ゆ・・・優ちゃ・・・・ん」
優ちゃんの名前を呟きながら俺は絶頂を迎えた。
シーツに俺の欲がベットリと付いている。
「悲しいですね。イク時は抱かれてる相手の名前を呼んでください心翔君」
「うっ・・・優ちゃん」
「そうですか・・・呼びたく無いですか?ならそれでも良いですが覚悟して下さい」
その後も何度も何度もイカされ俺は意識を手放していた。
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