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第23話 好きな人
僕が見上げている心翔から目をそらすと足を掴まれ持ち上げられて心翔自身が無理やり僕の中に入って来た。
「イッ・・・たぁ・・・心翔・・・・・」
いくら解れていても強引に蕾を押し開かれると痛さを感じて身体が強張る。
心翔は言わなくても正臣と何かあったと気付いているだから強引に僕の中に押し入ってきたんだ。
「ウウッ・・・クゥッ・・・・・いたぁ・・・・・・」
入ってからも強引に腰を動かす心翔。
痛くて我慢出来なくなり蕾に力が入るから余計に中が熱くなり突かれる度に痛い。
身体に切り傷とか付けられても平気だけど好きな相手に乱暴に扱われたら胸が苦しくて平気だった痛みがいつもよりも何倍にもなる。
「ま・・・な・・・・・・ごめ・・・・・ごめんね」
「・・・・・・」
僕が心翔を傷つけた。
だから心翔が僕に痛いことしても耐えれるよ。
もう痛いとか言わないよ。
瞼をギュッと瞑り痛みに耐えようと身構えていたら心翔の動きが止まった。
目を開けると心翔は辛そうな顔をしていた。
「心翔?」
僕は心翔の頬に手を伸ばして触れると心翔は僕の手を掴み手の甲に口付けをした。
「優ちゃん・・・痛かった?ごめん。優ちゃんが俺の代わりをしてくれてたのに・・・・・もしかしたら藤咲とさっきまでしていたかと思うとムカついて・・・・・・ゴメン」
「大丈夫だからごめんね。大好きだよ心翔」
「俺も優ちゃんが大好きだ。痛くしないから動いてもいい?」
「うん」
心翔はゆっくりと僕の感じるところに心翔自身が擦れるように動いてくれる。
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