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第2話 好きな人 Side正臣

優月との出会いも自分がどれだけ酷い事をしたのかと思い知り後悔をした。 約束をして優月を抱いた。 優月は何人もの男に抱かれたとか言っていたが僕はコレクションがあると嘘をついていた。 男は心翔君が初めてだったのだ。 性という欲をあまり持たなかっただが好きな相手がカッコイイと言った心翔君を僕は嫉妬心に任せて抱いた。 僕は昔から男が好きとかでは無かった。 付き合った女の子も居るがそれは僕から告白してとかでは無い。 多分、女の子とはどんな抱き心地がするのかという興味からだった。 心翔君を抱けたのも興味からだった。 女の子より男のが気持ちイイと思ったのは優月を抱いてからだった。 優月には魅力があった。 好きとかの感情では無くてどこか儚くて側にいないとと思えてくる。 守ってやりたいとそう思えた。 どこか僕に似ている面があるのだろうか? たまに優月と僕が考え方が似ているような感じになった。 けれど優月を心翔君の元に戻してあげないといけない日が来た。 心翔君が優月を迎えに来たからだった。

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