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第2話 忘れてた誕生日

「それより、ゆづ君は誕生日いつなの?」 冬空君が首を傾げて聞いてきた。 「あっ、僕ね。11月3日だったんだ」 「なら、かなり前だね。色々あったから仕方ないな」 冬空君が少しだけ寂しそうに言ってくれた。 皆んなは僕の誕生日をお祝いしたかったみたいだからかなり過ぎている事を知るとガッカリした様な表情をしていた。 「ごめんね」 「謝る事ないよ。クリスマスに一緒にお祝い出来るんだから楽しさが倍増するよね心輝」 「そうだな直」 直、ありがとう。 「ありがとう」 「また俺の家に集まって色々買出しとかの計画経てようか?」 皆んなは心翔の言葉に笑顔になった。 集まって遊ぶのとか楽しみだもんね。 それに今回は直と心輝も居るから凄く嬉しい。 心翔とはまだ少しだけ距離を感じる時がある。 不意に触れようとすると身体が反応するのか避けようとする時がある。 まだ完全に治っていないと遥先生からは聞いている。 あまり無理をすると悪化するかもとかもね。 だから僕からは触れない様にしている。 心翔が僕に触れてくれるのを待っているんだ。 触れてくれた時は凄く幸せな気持ちになるんだよ。 だからゆっくりでいいんだ。 僕は、待っているからね心翔。

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