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第3話 忘れてた誕生日
色んな事があってテストも無事終了。
相変わらず心翔1位。
僕は2位。
周りに色んな事あったのに学年上位なんて2人の頭の中が見てみたいと言われてしまった。
僕は正臣と勉強したりとかしていたからね。
正臣は元気にしてるんだろうか?
「優ちゃん?」
「あっ、ごめん。何かな心翔?」
どうしてか正臣の事をたまに思い出してしまう。
「大丈夫なのか?顔色悪い」
優しく頬に触れてくれる心翔。
ドキドキしてしまう。
「心翔。大丈夫だよ」
「なら、よかった。もう少ししたら皆んながくる時間だから心輝と竹田を呼んでくる」
心翔は僕の頭を撫でると部屋を出て行ってしまった。
あの日以来、心翔は抱きしめたりキスをしてくれなくなっている。
やっぱり僕の事は好きだけど正臣に抱かれていたのが嫌なのかな?
いつもと変わりなく優しい心翔。
けど触れてくれないと不安になってしまう。
いつまでも待てると思っても不安は拭い去れない。
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