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第14話 忘れてた誕生日

僕と心翔は着替えて下に降りると冬空君とウサちゃんが朝ご飯の準備をしていた。 「おはよう。冬空君とウサちゃん」 「おはよう優月君」 「ゆづさん、なんか一緒に作りますか?ベーコンエッグとか作ってみます?」 冬空君がサラダを作っていてウサちゃんがベーコンエッグを作ろうとしていた。 ベーコンは切られているやつだから僕にでも出来るかな? 「やってみたい」 「じゃあ、手を洗ってこっちに来てください」 「うん」 僕にでも出来ることがあるのが嬉しい。 ウサちゃんが丁寧に教えてくれて火加減とか色々分かりやすかった。 初めて教えて貰いながら作ったベーコンエッグは少しだけ黄身が出てきてしまった。 「失敗しちゃった」 「大丈夫ですよ。皿に移す時に気をつければ後は完璧です」 ニカッと笑って親指を立てるウサちゃん。 「優ちゃんの初は俺のだからな」 近くで見ていた心翔が優しく笑いかけてくれた。 「でも失敗しちゃった」 「いいんだよ。優ちゃんが作ったのに意味があるんだ。見た目なんて気にしない」 「ありがとう。心翔。」 それから人数分のをウサちゃんが見守る中作った。 初めのだけが失敗しちゃったけど後はちゃんと綺麗に焼けた。 「テーブルに並べて、心輝達を呼んでくるよ」 「うん。お願い心翔」 珍しく心輝と直がなかなか降りてこなかった。 昨日の夜に朝ご飯の時間を決めていたんだけどね。 2人で寝るとかは、なかなか出来ないから寝坊しても仕方ないかな?

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