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第16話 忘れてた誕生日

全ての準備が出来てリビングには料理とケーキを並べてた。 グラスには未成年なので聖先生が子供用のシャンパンを用意していた。 「これなら普通にジュースでよかったよな?なんか子供用とか笑える」 ウサちゃんが瓶をみて笑っていた。 「聖兄さんの奢りなんで沢山あるから飲んでくださいよ」 「箱買いしようとするの初めてみたよ」 聖先生は僕達が知らない間に1ケースという量を買おうとしていたので慌て止めて6本にして貰った。 人数分だけど350mlだからすぐに無くなるとは思うんだ。 他にもジュースとかお茶を買ってあるから好きな物を飲む事にした。 「じゃあ、宇佐がまたまた声掛けをします。グラス持ってください。メリークリスマスとゆづさんお誕生日おめでとう」 『お誕生日おめでとう!!!』 皆んなの声が揃っていたのがビックリだった。 多分、事前に話し合って決めていたのかもしれない。 「ありがとう」 テーブルに並べられた料理は僕が食べたい物を少しだけリクエストしておいたんだ。 揚げ物が多いかなと思ってしまった。 鳥の唐揚げ、豚カツ、エブフライ、イカリング、ポテトフライ。 「優ちゃん。揚げ物そんなに好きだったか?」 「うんそれほどでもないよ。自分で思いついたのが揚げ物だらけだった」 心翔は僕の頭を優しく撫でてくれて笑った。 サラダとか野菜を使った料理も冬空君は一緒に作ってくれていたのでテーブルは茶色くならずに済んでいます。 揚げ物だけだと華やかさに欠けるからと冬空君が言ってました。

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