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第1話 忘れてた誕生日 Side心翔

数日前からというか藤咲の家で優ちゃんを抱いてからずっと悩んでいた。 藤咲に犯された時の感触がまだ身体に残っている感覚がある。 だからそれを優ちゃんに抱かれて優ちゃんの感覚にして貰いたいと思っていた。 藤咲の嫌な思い出じゃなくて優ちゃんとの幸せな思い出にしたい。 そうじゃ無いと俺は優ちゃんだけを思い抱けない気がする。 優ちゃんを抱いている最中に自分が藤咲にヤられていた事を思い出してしまう。 だからあれ以来優ちゃんを抱けずにいてなるべく2人になるのは避けてしまっている。 優ちゃんはいつまでも待つと言ってくれていたが俺はやっぱりこのままではダメだと思う。 そう思っていた時にまた海の別荘に行く話が出た。 俺は決めた。 海の別荘で優ちゃんに上書きして貰おうと決めたんだ。 優ちゃんは誰かとヤッた事はあるのだろうか? お願いをしたら嫌だというかな? 優ちゃんなら優しいから良いよって言ってくれるよな? でも拒否られたら立ち直れなくなりそうだ。 悩み続けていたら海の別荘に行く当日になってしまった。 深く悩まずに素直な気持ちで優ちゃんに話してみよう。 それが一番いいと思う。

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