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第4話 忘れてた誕生日 Side心翔

優ちゃんをベッドまで運び降ろすと覆い被さり優ちゃんを見つめた。 優ちゃんは俺が何もしないで無言で見つめているのが不安になったのか俺の名前を呼ぶ。 決めたんだ。 大丈夫だ。 「優ちゃん、お願いがあるんだ」 俺は優ちゃんに話を切り出した。 俺がずっと思ってきた事を優ちゃんに伝えないといけない。 前に進むためにも・・・・・。 「何?心翔」 「優ちゃんは、挿れた事ある?」 「へっ?と・・・突然どう・・・したの?ぼ・・・僕は無いよ」 俺の質問に戸惑いながら顔を赤くして答えてくれる。 俺は目を閉じてゆっくりと深呼吸をしてから優ちゃんの初めてを俺は欲しいと強く思った。 強く思って目を開けると不安そうな顔をしながら俺に触れようと腕を伸ばす優ちゃんの姿が見え手を掴んだ。 「じゃあ、俺を抱いてくれないか?」 「へっ?」 「ダメか?」 「だ・・・だめじゃないけど・・・どうしたの?心翔」 優ちゃんは耳まで真っ赤にしながら俺の気持ちに応えようとしてくれる。 それにやっぱりどうしたのになるよな・・・。

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