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第20話 忘れてた誕生日 Side直
フワフワとして暖かくて僕を包んでくれている。
お布団とか毛布みたいな感じの物じゃなくてずっと包み込まれていたい様な暖かさなんだ。
コンコン。
「心輝、朝食の時間過ぎてるけど起きてるか?」
朝?
まだ寝ぼけている僕をギュッと抱きしめて心輝はベッドから起き上がるとドアを開けて誰かと話をしていました。
僕はいつの間に寝たのかな?
シャワーを心輝と浴びてまでは覚えてるけどいつの間にベッドに入ったんだろ?
服は?
僕はモゾモゾとベッドに潜り込んで裸では無い事を確認してから起き上がりました。
少しずつ意識がハッキリしてきて時計を見ると朝食の時間が過ぎていたのです。
「すまない。もう少ししたら降りる心翔」
久遠君が呼びに来てくれたんだ。
て、心輝は下着姿だよ!!!
普通に笑って会話を久遠君としている。
心輝は久遠君と一緒にすんでるけど恥ずかしくないのかな?
僕はいくら優月くんが相手でも下着姿なんて恥ずかしくて無理だよ。
心輝にだって見せるの凄く恥ずかいです。
なんだか顔が熱くなってきちゃいました。
「直、顔が赤いけど熱あるか?」
「へっ?あっ・・・・・無いよ。大丈夫」
心輝は心配そうにしているけど顔が赤いのは恥ずかい事を想像してしまったからだとは言えませんでした。
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