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第9話 忘れてた誕生日 Side冬空

帝さんの舌が唇を割って入ってきた時に俺は身体をよじって抵抗をした。 けれどガッチリと身体を固定されていてビクともしない。 その間にも帝さんの舌は俺の舌に絡んできていた。 龍以外とこんな事をするなんて嫌だ。 けれど逃げれなくてただ帝さんから離れてくれるのを待つしかなかった。 帝さんは制服のシャツのボタンを全て外すと脇腹から俺の胸へと手が這い上がってくる。 「ウヴッ・・・・・ウウウヴッ・・・・・・・」 気持ち悪さに我慢出来ずにもう一度抵抗をする。 けれど手首を掴んでいる帝さんの手に力が入り痛みが増しただけだった。 こんな時にでも俺は涙さえ出ないんだな・・・。 龍に別れを告げられても涙も出ないんだろうか? 「兄貴、なんだよ。このメ・・・・・はっ?」 えっ? 龍・・・嘘だ。 「何やってんだよ!」 龍が勢いよく部屋に入ってきて俺の上に覆い被さっている帝さんを引き離した。 「何って、メールにも書いただろ?お前が悩んでるなら俺が大事な物を貰うってな!」 「兄貴でもぶざけんなよ!」 「ふざけてないよ。お前が冬空にあんな顔をさせるなら俺が大切にする。冬空が好きだからな恋愛感情でだ」 「なっ!」 何が起きてるんだ? 帝さんが俺を好き? 龍から大事な物を貰う?

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