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第18話 忘れてた誕生日 Side冬空

「龍・・・・イッていい?」 限界だった。 龍の中が容赦なく俺自身を攻めてくる。 龍を突き上げているのは俺なのに龍に犯されているように感じてしまう。 「お・・・れも・・・イッ・・・・・ううっ・・・・・」 龍自身が熱く脈を打つのが分かる。 俺が龍の奥を激しく突き上げると龍の中がギュッギュッと締まり出した。 「で・・・る。龍・・・」 龍は薄っすらと目を開けて俺を見ると微笑んで頷いた。 1番奥の龍が感じる場所を何回か突き上げると俺自身から白濁した欲が龍の中で吐き出された。 龍自身からも欲が吐き出されてお互い力なくベッドに横たわっていた。 「なぁ、冬空。俺、上手く話せないし言葉で伝えるのが下手なんだがこれだけは約束する。この先も俺は冬空しか考えられない」 俺は龍の中から俺自身を抜くと龍を引き寄せ抱きしめた。 「龍、俺も龍だけだ。ずっと側にいたいのは龍だけだからな」 どちらともなく顔を近づけて触れるだけのキスをする。 ずっと龍の側にいる。 龍の言葉を信じてこれから何があっても悩んだりしない。

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