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第25話 初詣

心翔の家に行くと皆んなが心配して出迎えてくれた。 新年から皆んなに心配をかけて申し訳なくて挨拶をしたら静かにリビングのソファに座って直の着替えが終わるのを待っていた。 心翔のお母さんは僕の着物姿が見たかったと言ってた。 今日は心翔の家に来るなら着物の方が心翔のお母さんが喜ぶのは分かっている。 「気にする事ないかなら優ちゃん」 「うん。ありがとう心翔」 僕は心翔に貰ったパンダをギュッと抱きしめた。 心輝は、さっきの男の人の話をする為に心翔の伯父さんと携帯電話で話をしていた。 心輝はあの男の事を知っている。 ただ名前が本名かまでは分からないけどね。 あの地下室に来る人は偽名を使っている事が多かったんだ。 心翔のお祖父さんと伯父さんが心輝のお兄さんと話をしてあの場所に来ていた人には警告とか忠告をしたと言っていたんだけどね。 確か誰か1人どうしても所在が分からない人がいると言っていたのを思い出していた。 まさか・・・さっきの男の人じゃないよね? 心輝は自分の部屋で連絡をするとリビングから出て行ったから戻って来るまで僕は落ち着かなかった。 もし連絡がつかない人ならどうしよう? 僕だけならいいけど心翔や直も巻き込んでしまうかもしれない。 だから心輝は危ないかもしれないのに話に行こうとしたの? 直を危ない目に合わせたくないからだよね。

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