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第27話 初詣
ジャラリッ!
えっ?
何ここ?
「ヴウッ!!!」
「騒いでも誰もこないのは、ゆづは知ってるだろ?」
この男の人は確か・・・・・宮崎と名乗っていた。
宮崎はかなり乱暴な事をしてくる。
他の人はあまり拘束具を使わないが宮崎だけは色んな拘束具を使う人だった。
ベッドの四隅に鎖で拘束されていて動くたびに皮の部分が皮膚に食い込むようになっていてジワリジワリと血が滲み出てくる。
「ゆづは痛いの大好きだろ?今日はどんな事をしようか?」
ククッと笑いながら僕の首を軽く締めてくる。
苦しくて怖くて目から涙が零れ落ちそうになる。
「泣いたらもっと痛い事するって言っただろ?仕方ないなそんなに痛い事されたいのか?」
痛い事・・・・・・。
僕の身体が強張り何をされるのかと怖くてガタガタと身体が震えていた。
目に映るそれは光の加減でキラキラ光る。
宮崎はナイフを手に持つと僕の頬に当ててスゥ〜と引いた。
ナイフが当てられた箇所が火がついたように熱くなりジンジンとしてくるのがわかる。
今は痛みよりもナイフの恐怖が勝っている。
怖い・・・・・。
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