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第2話 監禁 Side久登

八坂優月。 暫く正臣が肌を重ねていた男。 あの時は、僕が久遠心翔君をカッコイイとか言って嫉妬から心翔君を襲い。 心翔君の身代わりをすると八坂優月が正臣と・・・。 理解はしている。 正臣は今も前からも僕以外見ていない事を理解はしているが不安になってしまう。 僕は見た目は普通で正臣から見た僕は小さくて可愛くも無い。 八坂優月みたいに可愛かったら不安にならずに済むんだろうか? なんだか八坂優月に会って楽しそうに話している正臣を見ると胸がチクチクと痛み出す。 僕は無意識に八坂優月を睨みつけていた。 八坂優月の隣にいる久遠心翔君も正臣を睨んでる? あんな事されて恋人にも手を出された相手だもんね。 簡単には許せないよな・・・。 僕が悪いんだ。 久遠心翔君をカッコイイと言わなければこの2人は傷付かずに済んで傷んだ。 「なんて顔をしてる久登」 「えっ?あっ、話はいいの?」 「久登の方が大切だから良いんだよ。ほら、行くぞ久登」 正臣は僕の手に指を絡めて握りしめると一歩踏み出した。 僕も慌てて正臣の隣まで行くと正臣は僕を見降ろして優しく微笑んでくれた。 ドキドキとしてしまう。 正臣の笑顔で僕の不安なんて全て無くなっていくんだ。

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