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第10話 監禁 Side久登

宮崎は僕の左脚を持ち上げて脹脛をひと舐めするとニヤリと不気味に笑った。 そしてナイフを舐めた箇所に軽く当てている。 「うっ・・・締め付けが凄いね久登。痛い事したらもっと気持ちよくなれるかもしれないね」 僕は恐怖で声も出ずただ脹脛に当てられているナイフを見つめていた。 そして宮崎が僕の1番奥をガツンと突き上げると同時に脹脛に激痛が走り生暖かい感触が持ち上げられた脹脛から太腿に伝わってくる。 「凄いよ久登。中がイイよ」 宮崎がナイフを置くと切りつけた所をグリグリと指で押さえながら激しく腰を振り続ける。 痛みと快楽を与えられながら僕はそれから逃げる事を止めてしまった。 何も考えなくなり宮崎のされるがままだった。 薬を飲み続け身体中を切り刻まれて何回も欲を吐き出して痛いのとか快楽だとかも感じなくなった体はまるで肉の塊。 たまにボヤける意識の中で宮崎が何かを言っているのが聞こえてくるくらいだった。 「もたないみたいだな、やはりゆづのがイイ」 宮崎は何を言ってるの? 身体中が痛いのかな? 宮崎が僕を殴ったり蹴ったりしているのが微妙な感触で分かるけど痛くない。 また薬を飲むの? ゆっくりと口を開けて入れられた薬を水と一緒に飲み込むと直ぐに身体中が痙攣を起こした。 さっきと違う。 身体中が何かに突き刺されているような痛みに襲われて僕はもがき苦しみながら意識が薄れていった。 死んじゃうのかな? 正臣の側に行きたかったな・・・・・・。 ごめんね。 正臣、僕は疲れたから眠るよ。 愛してるよ正臣。

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