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第1話 回復 Side正臣
助け出されて病室で寝ている久登の姿を見て身体の震えを感じた。
痛々しくて見るに耐えれないくらいに包帯が巻かれている。
依然として意識は戻らずにいる。
媚薬を大量に飲まされ負傷している事もあり一時、久登は危険な状態に陥った。
久登をこんな姿にした宮崎が憎い。
宮崎は心翔君の叔父さん達に引き渡し、その後どうなったのかは分からない。
久登、お願いだから目を開けてくれ・・・・・・。
そして、笑って正臣と呼んでくれないか?
心翔君のお兄さん達から色々と説明を受けていた。
傷は深いものは無いから暫くしたら薄くなり分からなくなるとの事だったが心に負った傷が何処まで深いものかが分からないと言われた。
こんな酷い事をされたんだ心が傷つくのは当たり前じゃ無いかと喧嘩腰に怒鳴りつけてしまった。
先生達が久登をこんな身体にしたんじゃ無いと分かって居るが怒りをブツける場所が無かったのだ。
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