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第6話 回復 Side正臣

心翔君が手に持っているものを俺の目の前でチラつかせる。 「これ、分かるだろ?藤咲」 「心翔、それは初めての奴に使うのは痛いと思うぞ!」 「イヤイヤ、俺はこれを挿れらたんだけど?」 「マジで?正臣君、我慢しよっか?」 俺は目の前にあるバイブを見て首を横に振った。 スイッチを入れたり切ったりして遊んでる心翔君が楽しそうに笑って俺を見ている。 「心翔、それ俺も挿れる勇気無いかも・・・デカすぎだわ」 「嘘つけ、俺聞いて知ってるぞ!」 「バレてた。ちゃんと解してやんないと裂けちゃうかもね」 避ける? この2人は本気なんだよな? 怖いけど・・・・・・。 俺がした事を心翔君にされても仕方ないよな・・・。 諦めて今の状況を受け入れるしか無い。 「藤咲、諦めんなよ。鈴木君はさ、薬で抵抗出来なくされていたがきっと諦めたりしなかったと思う」 「諦めたら終わりだ。正臣君は、本当に俺達にヤられてもいいわけ?」 良いわけ? そんなのは、良くないよ。 けれど2人掛かりで押さえつけられていて1人は俺が犯した男だ。 恨まれてヤられてしまっても仕方ないと思っただけだ。

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