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第13話 回復 Side正臣
腰を高く上げてゆっくりとローションを垂らした蕾にローションのついた指を挿し入れて行くと息を止めて堪える久登が目に映る。
俺は一旦手を止めて久登の少し肌が見えている腰あたりに口付けをする。
「ゆっくりとするから息を吸って久登。そうだじゃあ次吐いて、もうすぐで全部指が入るから大丈夫か?」
久登は小さな声で『大丈夫』と答えた。
入院してから1週間は経っているがやはりこの行為で久登が辛い事を思い出すんじゃ無いかと気が気ではなかった。
けれど久登が俺を求めてくれているなら出来るだけ応えたいし俺も久登に触れたい。
中が慣れてきたのか俺の指を食べるようにヒクヒクとしてさっきよりも熱を帯びている。
「正臣・・・もっとして・・・・・・」
艶のある声で俺の名前を呼び快楽を強請る久登に俺は理性を失くしかけた。
「だから、煽るな久登。してやるよ。久登が望む事は全部してやる」
俺は指をもう一本中に挿れると久登の感じる場所を指で擦りながら久登自身の先から出る蜜を指に絡めて扱いてやると久登の中がギュッと締まってきた。
「いい・・・ううん。正臣・・・・・好き」
「俺も久登が好きだ」
その言葉に久登自身が反応して白濁した欲を勢いよく吐き出した。
久登の中はより一層締まり俺の指が痛いくらいだった。
俺の言葉に感じてイッている久登を見ていると愛おしくて抱き壊したい。
ずっと俺の腕の中に居ればいい。
ずっとだ久登。
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