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第18話 バレンタイン
「心翔、ごめんね」
心翔は無言で歩いているけど向かった先はトイレだった。
トイレ?
グッと腕を掴まれ後ろ向きにトイレの個室に押し込まれた。
どうして2人でトイレの個室に入らないダメなんだろうとか色々と考えていると便座のフタの上に突き飛ばされ座る形になった。
「えっ?ちょっと心翔?」
「アイツに何された?」
心翔に肩を掴まれて顔が近くまで寄ってきているが冷たい目をしている。
やっぱり怒ってるんだ。
正直に言わないとずっと心翔は怒ったままだよね。
「舌を・・・絡めて・・・・キスを・・・ふうっ!」
心翔は舌を絡めて何度も何度も角度を変えて深いキスをしてくる。
僕は頭の中が蕩けてしまい何も考えれなくなっているとゆっくりと唇が僕から離れていった。
「それだけ?」
心翔は僕の耳元で囁くとそのまま耳に舌を這わせて僕の服の中に手を入れてきた。
「やぁっ・・・それだけ・・・やめて心翔」
「しぃ〜ッ。静かにしないと人が来たら恥ずかし声が聞こえちゃうよ。お仕置きするって言っただろ?」
耳元で囁きながら舌を這わせて胸を弄られていると自然と甘い声が出そうになる。
お仕置きって・・・・・ダメだ。
声が我慢できなくなる。
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