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第2話 バレンタイン Side久登

「久登はそんなに俺が好きなのか?」 正臣がグッと近寄ってきて僕は後退りしてしまいったが正臣は僕の顎をグッと人差し指で上げるとニヤリと不敵に笑った。 ううっ・・・・・。 不敵に笑ってもカッコよすぎる。 「顔が赤いぞ久登」 「えっと・・・・・近いよ。正臣」 肩を押して少し離れてもらおうとすると両手首を掴まれてソファに押し倒されてしまった。 「正臣・・・・待ってよ」 「待てない」 僕の唇を正臣の唇が塞いだ。 正臣のキスは蕩けてしまうくらいにクラクラとしてしまい何も考えられなくなってしまう。 けれど僕は正臣に渡したい物があるんだ。 「うっ・・・はあっ・・・ま・・・ううっ!」 少しだけ抵抗して正臣の唇から逃れようとするけどそれは許してもらえず正臣の舌が僕の舌に絡みついてくる。

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