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第1話 もう少しで Side使颯

僕は色んな事から逃げて今の学校に編入して来た。 この学校を選んだ1つには雑誌で見た久遠心翔君がいるからもあった。 前の学校は全寮制の男子校。 僕は身長が160cmで体重は50kgで外見も女の子みたいで私服を着ていても学生服を着ていても女の子に間違えられていた。 そんな僕だから男子生徒からも告白とかされたりとか・・・・・・。 告白とかならまだ良いけれど思い出したら身体が強張って動かなくなってしまう。 あれは、悪夢だと思いたい。 いや、悪夢だと思って封印することにしたんだ。 これからは新しい学生生活を始めるんだ。 共学だから男子校とは違いあんな悪夢みたいなことは無いはずだよ。 あっ、心翔君だ。 いつも心翔君の周りには友達がいて1番仲良しなのは八坂優月君と聞いた。 僕と同じクラスの西山心輝君とは訳あって一緒に心翔君の自宅に住んでいる。 僕も仲良くなりたいなぁ〜。 渡り廊下から心翔君達を見ていると少し離れた所に4人の男子生徒がいた。 僕は気にもしなかった。 けれどある事を目撃してから僕は悪夢を思い出してしまった。 悪夢はどこに行っても無くならないんだと思い知らされたんだ。

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