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第5話 もう少しで Side使颯

あの日以来、悪夢にうなされ寝不足でけれどもうあんな生活は嫌でまた僕は男子生徒の事を悪夢の一部にして封印をしたんだ。 あの男子生徒は隣の教室にいるのは知っていた。 けれど封印をしてしまわないと僕の悪夢は終わらないそう思っていた。 昼休み窓から眺めると心翔君たちが歩いているのが見えて食堂かな? いつも側には優月君がいて眩しかった。 汚れてない2人が眩しく目に映る横をあの男子生徒が数人の男子生徒に囲まれて何処かへ連れて行かれる。 僕はすぐに視線を外して見なかった事にした。 そしてそれから昼休みも窓の外は見ない様にしていた。 心翔君を見たいなぁ〜。 編入して来て1カ月色んな学校の噂話を女の子達から聞いたりした。 それに何だか僕は女の子にモテるみたいでたまに告白とかされていたけれど全て断っていた。 僕は・・・心翔君を・・・・・。 中学までは女の子とも付き合ったけれど好きとかよく分からなかった。 高校に入学して分かり始めた。 認めたく無いが女の子には興味が持てないという事に気づいてしまったんだ。 気づかなきゃよかった。 心翔君は優月君が好きなんだろうか? 心翔君の彼女に優月君が似ているという噂があるのは知っていた。 それはもう一度雑誌を見て近くを通る優月君を見た時に確信へと変わっていった。 付き合ってるのを黙っていたいから彼女のフリとかして皆んなに紹介したのかな? だったら脅して別れさせて僕と付き合ってと言えば付き合ってくれるかな? 優月君と同じ様に優しく笑いかけてくれるかな?

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