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第25話 もう少しで Side使颯
今までに無いくらいに思いっきり走ったよ。
間に合って欲しくて喧嘩は弱いけれど賢吾の代わりならいくらでも出来るよ。
泣きそうになりながら夢中で走った。
体育倉庫の前には誰も居なくてけれどドアが少しだけ開いていた。
僕は思いっきりドアを開け近寄ると数人で賢吾が押さえつけられていて制服は上着は脱ぎ捨てられネクタイで口を塞がれてシャツは前が引き千切られたようになっていた。
もしかして・・・抵抗したから?
いつもは抵抗なく好きな様にヤらせていたのかもしれないけれど今日はそうじゃ無いんだ。
「へぇ〜。天月が来るとは思わなかったわ。橘が強引に付き合わせてたとか噂になってるからテッキリ来ないと思ってたわ」
「は・・・はな・・・離せよ。賢吾を離せよ!!!!!」
「天月でもそんな顔するんだな以外だ。いつもは女子に天使とか言われて微笑んでる天月が今は悪魔みたいだよな橘が大事か?」
誰か分からないけれどきっと今話してるやつが中心で賢吾に酷い事をしてるに違い無い。
そしてソイツがゆっくりと立ち上がり僕に近づいてくる。
「お前らみたいなクズが賢吾に触るなよ。早く離せよ!」
「言ってくれるね〜。天使ちゃん。コッチ押さえるからヤレよ。後、もう2人呼んで外見張らせて交代でヤルからその後は天使ちゃんの番だから待ってろよ」
「なっ!ぐぅ・・・・・・」
いきなり首を締め上げられて抵抗できるのはソイツの腕を掴む事だけだったがそれも苦しくなって来て力が入らなくなってしまった。
目の前で賢吾が・・・・・・・。
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