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第33話 もう少しで Side使颯
ゆっくり指が中で動いて僕の感じる場所を擦られると身体が跳ねる。
蕾はもっともっと奥深くに賢吾の指が欲しくてキュウキュウと締め付けながら奥に飲み込もうとしている。
何?
僕の身体が勝手に賢吾を欲しがっているの?
こんな身体なんて知らない。
こんなに欲しがったり感じたりなんて今迄に無くて怖くなり始めていたが賢吾だから怖くても平気だよ。
「凄い、使颯・・・挿れるね」
「うっ・・・うん」
賢吾が指を抜いて行くとまだ足りないと蕾は締め付けていたが違うものが蕾に当てられると嬉しそうにパクパクと開いて咥え込む準備をしている。
「クッ・・・・・使颯・・力抜いて・・・・・」
「けん・・・ご・・・あっ・・・・・大っきい・・・・・」
賢吾自身のが僕の奥深くまで入ってくるのが分かる。
とても熱くて大きい賢吾自身が奥でユラユラと動いていて僕の腰は勝手にそれに合わせて動いていた。
「使颯・・・好きだ」
「あっ・・・・・・・」
好きだと言われて僕は欲を吐き出してしまった。
さっきイッたのに好きだと言われただけなのに・・・・・・。
「使颯・・・凄く嬉しい。こんなに感じてくれるのが嬉しい。ありがとう使颯」
笑う賢吾の顔が涙で滲んで霞んで見えるけれど僕も賢吾をこんなに好きになった事が嬉しくてたまらない。
僕は賢吾の首に腕を回して貪る様にキスをした。
感情が溢れて止めれなくて、もっともっと賢吾が欲しくてそれを伝えたかった。
大好きだよ賢吾。
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