「心翔のバカ！」 「可愛いな優ちゃん」 「知らない。人が居る時はダメって言ってるのにどうして止めてくれないの？バカですか？僕が言ってる事は理解できてますか？」 心翔は苦笑いしながら僕の頭をクシャクシャとするとポンポンと軽く頭を叩いた。 何？ この余裕な感じな心翔は、僕はもしかしたらバカにされたの？ 「あの、優月君も落ち着いてよ」 「直は心翔の味方なの？」 「違うよ。でも・・・２人とも仲良くして欲しい」 「直も見てたよね？いつも止めてって言ってたの知ってるよね？」 「うん。ごめん優月君」 なんだか直に八つ当たりしている。 直が、悪いんじゃないし心翔も悪くないよ僕がもっとハッキリとした行動をすればいいだけだ。 「優月君て、怒りん坊？良いじゃないの？好きな人とチュウ。僕もしたいよ」 「天使ちゃんと一緒にしないでよ」 「天使ちゃん？」 「あっ、天月さん。すみません。ちょっと優ちゃん落ち着かせます」 なんだよ。 落ち着かせますとか意味わかんない。 でも１番分かんないのは僕だと思われてイライラとしている原因が全く分からなかった。 皆んな本当にごめんね。