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第16話 卒業
僕の背中に心翔の硬くなったものを感じる。
心翔も僕で感じてくれてるのかな?
僕を欲しいと思ってくれてるのかな?
「心翔が欲しいよ」
「優ちゃん?」
あれ?
もしかして僕は声に出して言っちゃってたりなんかしたりする?
「あの・・・・・・」
「俺は優ちゃんが欲しくて堪らないんだけどイイ?」
「何?」
イイとは何だろう?
「ここの中に入りたいんだけどイイか?」
「やぁっ・・・・・ウウッ・・・・そこは・・・・・感じるから心翔」
心翔は僕の蕾を優しく撫でてゆっくりと少しだけ中に沈めた。
待っていた物では無いけれど僕の蕾は嬉しいのか心翔の指をギュウギュウと締め付けている。
「優ちゃん、力抜いてくれないと奥に沈めれないよ」
「やぁっ・・・力なんて・・・・・・入れてないから・・・・・ふうっ・・・・・・」
僕は力を入れていないと思っていたんだけど無意識に心翔の指を締めていたのだった。
もっと欲しいよ心翔。
身体が熱くて何だか・・・・・あれ?
視界がグニャってなるのはどうしてなんだろう?
遠くで心翔の声も聞こえるけれど真っ暗で何も見えないんだ。
どうしたらイイかな?
心翔・・・怖いよ助けて!
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