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第4話 露天風呂 Side使颯
なんとか僕自身が落ち着いて賢吾がの元へとやって来た。
「顔が赤い大丈夫か?具合悪いなら無理に入らなくて良いけど使颯」
「あ・・・あっと、うん平気だよ。なんか暑いかなぁ〜てね」
ザバッ!!!!!
いきなり湯船から立ち上がると前も隠さずに僕のそばに寄って来て後頭部を掴み額をコツンと僕にぶつけた。
えっ?
ちょっとドキドキしちゃってというかまた僕自身が反応し出してるんだけど恥ずかしいよ。
「熱は無いみたいだ。さっきより顔が赤い使颯」
賢吾が僕の頬に触れようとした時に思わず手を払いのけてしまった。
「ちがっ・・・嫌とかじゃないよ。でも・・・僕・・・」
「分かってるから気にする事ない使颯」
賢吾は優しく笑ってまた湯船に浸かった。
僕もその後をゆっくりと湯船に入り賢吾から少しだけ距離を置いて座ったけれど沈黙のままで賢吾は何も話してくれなくなった。
元々口数は少ない方でけれど最近は僕にはよく話してくれていて・・・・・。
さっき僕が手を払いのけたから賢吾が傷付いて話をしてくれなくなちゃったのかな?
どうしよう・・・ごめんね賢吾。
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