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第5話 露天風呂 Side使颯
賢吾と出逢った時は僕がリードしていた感じだったのに最近は賢吾がリードしている。
それは、僕が賢吾を好き過ぎて顔を見るだけでアワアワと挙動不審になってしまい上手く言葉も出てこない。
この僕がこんなに人を好きになるなんて思いもしなかった。
「使颯、逆上せたら大変だからそろそろ上がるか?」
「えっ・・・あっ、そうだね。上がってゆっくりと・・・ウウッ!」
賢吾の唇が僕の唇を塞いだかと思うとニュルッと舌が僕の唇を割って入って来た。
ダメ・・・身体に力が入らないよ。
「首に抱きついてしっかり掴まってろよ使颯」
「へっ?ふうん。賢吾?」
「ほらっ、落ちるぞ!」
「うわっ!」
お姫様抱っこですと!
最近の流行りか?
よく目にするよお姫様抱っこって文章。
じゃなくて、僕の裸体が露わになり僕自身が反応しているのがバレバレです。
隠したいけれど手を放すと落ちてしまいそうで隠すのを諦めました。
「可愛い使颯」
賢吾は僕の額にキスをするとベッドの上に僕をゆっくりと降ろしてくれた。
それと同時に露わになった僕自身を手で隠そうとしたんだけれどその前に賢吾の口の中に入っていました。
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