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第2話 露天風呂 Side宇佐
結局、浴衣を冬空に剥ぎ取られて露天風呂に連れて来られてしまった。
これじゃあ、周りとかに話をしたら冬空のが年上に思われるだろうなと複雑な心境。
だが俺はこれから先2人の夢を叶えるためにしっかりしないといけないと気合を入れた。
それも虚しく冬空と2人になると借りて来た猫の様に大人しくなってしまい何をされても抵抗できなくなるのだ。
「龍、ここ洗ってやる」
「ばっ、ちょっ・・やめっ・・・はっ・・・」
「気持ちいい?ボディーソープで滑り良くなるからいいだろ龍」
普段は涼しい顔してるくせになんだよ冬空!
こんな時にそんな妖艶な笑みを浮かべるなよ。
冬空の日頃見ることの出来ない表情に俺は酷く身体を疼かせて期待に胸を膨らませていた。
俺が挿れられるのは冬空だけだ。
冬空に痛い思いさせるならと俺が挿れられる方を選んでしまったがこんな身体になるとは思ってもいなかった。
受け入れるのに少しだけ時間かかったが今はコレで良かったと思えている。
男だから挿れたいとか思う気持ちもまだあるがそれは一生この先挿れる事は無い。
「龍、俺に挿れたく無いか?」
「はあっ?何言ってんだお前、バカなのか?」
「イヤか?」
「イヤとかそんな問題じゃないだろ!どうして俺が怖い思いまでして挿れられたと思ってんだよ冬空」
どして今更こんな話をするんだ冬空。
俺がこれから先、ずっと挿れられない事を哀れに思ったのか?
それでも良いと俺が決めたんだ。
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