878 / 903
第4話 ある日の出来事
女の子を見ていたから気づかなかったんだ周りに人が集まり出して来ている事。
気付いたのは僕らと同じ位の女の子達が4人近寄って来たからだった。
「あのもしかして久遠心翔くんですか?」
さっき女の子が大きな声で母親にチュウしてるとか言ったから周りの人達が僕達を見たんだ。
心翔の人気はまだ収まってなかったのにどうしよう。
「そうだけど邪魔しないでくれないか?見たら分かるだろ。彼女とエロい事しようと思ってるんだ」
「あの・・写メだけでも・・」
心翔はゆっくりと起き上がると僕を腕の中に引き寄せた。
女の子達はそれでも立ち去ろうとする気配がなくて心翔は呆れたと言わんばかりの溜息をついていた。
「君達と一緒にとか俺1人とかは撮られたくない。撮りたかったら撮ればいい」
「本当ですか?」
「好きにどうぞ俺達がする事が撮れるならね」
女の子達は嬉しそうに携帯電話のカメラで心翔を撮ろうとしていたがその手の動きが止まってしまった。
それは・・・。
「ちょっ・・・やぁっ・・・まな・・・ふうっ・・・」
「うるさい口だな黙って感じてろ優ちゃん」
口を塞がれて何も考えられなくなるくらいに蕩けさせられた後に耳元で囁かれると僕はもう心翔に抵抗できなくなっていた。
周りに人が居るなんて忘れる位に心翔に蕩けさせられていた。
ともだちにシェアしよう!