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第22話 ……っこし、ぃたいのぉ

車椅子のお爺さん永田さん、角地さん、ゆりちゃんは幻覚を見るという夜は夕飯を食べて直ぐに薬を飲んでいた、歯磨きをして、トイレに行き、紙オムツ(ゆりちゃんのペニスをまた視てしまった罪悪感)をして拘束具をして、睡眠薬を飲んで眠る。 俺は睡眠薬なんて必要ないと断ったけど、先生から導入剤が出ていると言われてしぶしぶ飲んだ。 消灯時間は20時……とてもじゃないが眠れない。 と思っていたが、導入剤で俺は21時には寝ていた。 が、夜中とんでもない声で目が覚めた。 「あっ……ああぁっやらぁ……っ」 隣のベッドで拘束されているゆりちゃんの荒い息遣いで俺は飛び起きた。 「あっ……あのゆりちゃん?」 「みっちゃたすけて……っこし、ぃたいのぉ。かんごふさぁんっ」 あはは、なんだ拘束されていて痛くて泣いてたんだ。 俺は急いでナースセンターに夜勤の看護師さんを呼びに行った。 しかし、看護師さんはもぬけの殻。 仕方なく階中の部屋を看護師さんかヘルパーさんを探しだし、ゆりちゃんの拘束具を緩めてくれるように頼んだが、忙しくて無理だと断られてしまった。 とりあえず505号室に戻り、ゆりちゃんに謝ったら、 「ぁン……っいたぃのっ、さすってぇ。らめ」 あの……ゆりさん、そのまま喘ぎ声みたいなのやめてもらえますか?……とは、流石に子供脳のゆりちゃんには理解出来ないと思い、朝方3時から起床6時まで、ゆりちゃんの身体のあちこちを擦っていて、寝不足とペニスの処理が出来なくて……あああああああ!!!!!!! 俺は505号室でやっていけますか?

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