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第29話 いちごジャム
保護室の『亮』が隔離された理由を知ってから、俺は人間が分からなくなった。
『亮』は『笹倉 叶』に恋してて狂った。
恋愛が『殺したい』に変わることがあることを知って、恋愛が怖くなった。
「タンタン、ゆりが朝ご飯で使わないでとっておいたジャム一緒に舐めようね」
相変わらずゆりちゃんは通常運転だった。
しかし、ゆりちゃんが朝ご飯の食パンをヨーグルトで食べる理由が『小腹が空いた非常時に舐めるため』だと俺は初めて知った。
「いちごが一番美味しいから、今日はこれ!!みっちゃん、開けて」
と、俺にジャムの小袋を差し出してきた。
この俺とゆりちゃんのやり取りを見ていた永田さんは笑顔で、
「栄さん、ゆりちゃんに良いように使われてるね」
「……あはははは」
「ゆりはみっちゃんと仲良くしてるだけだよ?」
ゆりちゃんは永田さんの言ったことはきっと理解してない。
俺はジャムの小袋の口を開けた。
「あ、」
いちごジャムは勢いよく飛び出して、俺の手と顔にかかった。
すると永田さんは大爆笑。
「……ゆりのジャム」
「ごめん!!ゆりちゃん、明日の朝がジャムだったら返すから」
しかしゆりちゃんは何を考えているのか、俺の膝に股がり手を捕まれて、ペロペロレロレロ舐められ始めた?!(ゆりちゃんは多分ジャムしか見えてない)
「あっ……あぁぅ、ゆりちゃん」
舐められている感触に、:俺のペニスは勃起ち上がり:|……、その上にゆりちゃんは股がっている。
ああああこれは童貞の俺には刺激が強すぎる!!!!!
俺は恋い焦がれているゆりちゃんにペロペロレロレロされて、更に恋に落ちた。
恋愛は何があるか分からない!!
「みっちゃん、ペロペロさせてくれてありがとう!!」
ゆりちゃん……、そのまま俺のオカズにしたいくらい可愛いです。
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