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第48話 二度目のガチッ!!
俺はゆりちゃんと晩飯を食べて(相変わらずゆりちゃんは食べこぼしが凄い)、早めに歯磨きを一緒にて、寝るための拘束具をされる前まで、俺のベッドの中で話をした。
「パンダの赤ちゃんはタンタンにはならなかったけど、ゆりには本物のタンタンがいるからいいんだ」
「そうだね、いつも一緒にいれるから」
「……みっちゃんとも一緒にいたかったな」
それを言われると辛い。
好きな人が出来たのに、この病院でしか君に会えない。
しかも家族じゃない俺はこの病院から出たら『絶対に会えない』。
……絶対に会えない?
待てよ?
会える方法はあるじゃないか!!
「ゆりちゃん、俺は必ずまたゆりちゃんに会いに来るから!!なにがなんでも」
俺はゆりちゃんをベッドの中で抱き締めた。
「みっちゃん本当?!ゆり嬉しいっ」
ゆりちゃんも俺を抱き締め返してきてくれた。
あぁ、幸せ過ぎて……俺のペニスが反応してるのが分かったけど、ここは我慢して無視だ。
若いって結構即効性に反応するからかなりヤバい。
「ハイハイハイ。ゆりちゃん、寝る時間だよ」
暴力サド看護師Aさんの声がして、俺はゆりちゃんを抱き締める腕を離したのに、ゆりちゃんはまたガチッ!!と歯の当たる強烈なキスをくれた。
「看護婦さん、みっちゃんをこの部屋にしてくれてありがとう」
そう言いながらゆりちゃんはズボンとパンツを脱いだ(拘束されるときはみなオムツをされます)。
すると、ゆりちゃんのポークビッツのようなペニスが勃起っていた。
「栄さん……あんたベッドでゆりちゃんに何をしたのっ?!」
『なにもしてません』……と言いきれなかった俺を、永田さんが一部始終を見てて微笑ましそうに笑ってくれた。
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