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興味感
「んっ?」
高藤さんは振り向いた。
「これって、どうやって使うんですか?」
段ボールを指差し言った。高藤さんは驚いた顔をしていた。
「ヤバイこと言ってんのは分かってるんですけど…。気になっちゃって」
「本当に君は純粋だね。…分かった。教えてあげるよ」
ゆっくりと段ボールに近づき、
「どれが良い?」
「どれが優しいですか?」
どんどんヤバイ方にいってるのは自覚してる。でも、自分で選んだ道だから、悔いはないようにしよう。
「…じゃ、これはどう?」
高藤さんが選んだ物は、キノコみたいに先にカサがある電気製品だった。
「…痛いですか?」
「全然。むしろ気持ちいよ。ちなみに、君が試す?。怖かったら、僕のを見る?」
「…使ってみても良いですか?」
今自分がなにを言っているのか。何をしようとしているのかを考えてしまうと、なぜか罪悪感を抱いてしまうので、なるべく考えないようにしよう。
「じゃあ、まずパンツ脱いでそこ座ってくれる?」
「えっ、ちんこ出すんですか!?」
「本当に何も知らないんだね…」
とか言いつつも、俺は恐怖感より興味感が勝ってしまい、ジーンズを脱いだ。こんなことになるとも思っていなかったから、友達とノリで買ったハート柄のパンツを履いて来ちまった…。そしたら、案の定マジマジ見られて、
「こういうのが好きなんだね」
高藤さんは鼻で笑ったあとにそう言った。
「違うんです。これは、友達とノリで買ったやつで、別にこういうのが好きなわけじゃ…」
そうだ、俺は少女漫画が好きではあるが『ハート』だとかはあまり好きじゃない!。俺が好きなのは、少女漫画の世界観であるのだ!。
「パンツを脱ぐ前に、本当に良いのかい?。ここで止めておけば、その友達と同じなんだよ。きっと将来後悔するよ」
その質問は、今の俺には重すぎる。そもそも、少女漫画が好きという時点で普通の高校男子とは違うから、もう手遅れなのかもしれない。
「はい、大丈夫です。絶対に後悔はしませんから」
高藤さんの目をしっかりと見て、俺の意思を視線で伝えたつもり。
そしたら、高藤さんはちょっと鼻で笑って。
「若いね。よし、その期待に応えるよ」
俺は上がってた肩を下げて、緊張しつつもパンツを脱いだ。
「そんなマジマジ見ないでくださいよ!」
そう言って、俺はソファに座った。
小便くらいしか使ってねぇからか、俺のはちょっとだけ小ちゃい。ていうか、小便以外の使い方がよく分からん。友達に話し合わしてるだけだけど、正直よく分かってねぇ。
「すぐに大きくなるから、君はまだまだ若いしね」
そう言いながら、さっきの電化製品を左手に持って、俺の前に座った。
心臓がバクバクしながら、何をされるか考えてたら。
「閉じてちゃ何にもできないよ」
さっきも言ってたけど、本当にちんこを出すのか…。後悔はしてねぇけど、ちょっと怖い…。
俺は恐る恐る股を開いた。その時の高藤さんは、微動だにしてなかった。なんか、悲しいって思っちまう。
「じゃ、気持ちよくなろっか」
俺に笑顔を向けてから、電化製品にスイッチを入れた。そのまま、キノコのカサの方が俺のちんこの先端に当てる。
「んっ。なん、か変…。んっ」
体熱くて、ちんこも熱くてムズムズして、なんか苦しい。
高藤さんは俺のちんこに満遍なく電化製品を当てて、なんかニヤニヤしてる。
「ほら、みるみる大きくなってくよ。あと、力抜いてないと苦しいよ」
「そんなっ、このことんっ、言われても…無理っ、あっ」
なに、さっきの声。
「いい感じになってきたね。そろそろ、ここから何か出そうじゃない?」
電化製品でちんこの先を念入りに当てながら、笑う高藤さん。
「やめっ、んんっ!。…はぁ、ん…」
頭がぼーっとして、体に力が入んない。服には白い液体がいっぱい付いてた。これが精液というものなのだろうか…。
「これが射精だよ。気持ち良かっただろ?」
「うん…。でも、頭が、ぼーっと」
高藤さんが俺の頭を優しく撫でる。
それがなんか落ち着く。
「初めてだから、きっと体が驚いてるんだよ。ゆっくりしてな」
初めての経験で、ヤバイって分かってても気がついたら腕が伸びてた。
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