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誘惑に負けた…
「…もっと、して…」
高藤さんの腕を力が入んないけど掴んだ。目もぼんやりして高藤さんの顔が全然見えねぇけど、なんかびっくりしてる気がする。
「君って本当に…、わかった。じゃあ、とっておきのにしよう」
だんだん意識が戻ってきて、高藤さんは球体が何個も繋がってるやつを取り出した。
俺の有無も聞かずに、高藤さんは自分の指を舐めて俺のケツの穴にゆっくり入れた。
「え、ちょっ、何やってんすか?!」
「君がもっと気持ちよくなりたいって言うから、そうしてるんじゃないか」
ケツん中を指でかき回されて、頭が回んなくなってきた。そんでまた、俺じゃない声が出る。
「んあっ!!」
「ここが前立腺っていって、とても気持ちがいいトコなんだよ」
そう言いながら、何回もその前立腺を押して、俺の反応を楽しんでた。
「そろそろ…、今よりもっと気持ちいからね」
そう言って、さっきの球体のやつを俺のケツに勢いよく入れてきた。
「んあっ!!、あぁぁ!。待って!、痛い!」
入れた後も、かき回したり、勢いよく抜いたりまた入れたり、さっきまでと全然違って喋ってくんなくなった。
「たかっとうさん、やめて!。んあぁぁ!」
射精をしてちょっと楽になった。身体中汗と精液とどこから出たかわかんない液体がでベタベタするし、さっきみたいに楽しくない。高藤さんのせいで気持ち悪い。
始めは気持ちよかったのに、なんで。
高藤さんの手が止まった。
ケツが痛くて立てなくて、息が上がって喋れもしないから、高藤さんを睨むことしかできなかった。
「分かったろ。君が来ようとしてたのは、こういう世界なんだよ。もうここには二度と来るな」
「言われなくても、来ねぇよ!」
急いでパンツとジーンズを履いて、足にも力が入んねぇから、ソファとか本棚とかにしがみ付いて玄関に向かった。高藤さんは付いてこなかった。
あんな酷いことしなくてもよくねぇか?!。
イライラしまっくって、靴履いてたら、
「…忘れ物」
来た目的だった俺の荷物を奪い取って、玄関を出た。
「ケツ痛ぇ…」
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