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第39話

なんとか粥を全て食べ終え、疲れと満足感にシエルはまた眠くなった。 けれど、アルベールがそれを許すはずがなかった。 「シエル、飯も食ったしおまえの仕事をしてもらおうか」 「仕事………?」 「あぁ。」 アルベールはベッドの枕元に片足を立てた状態で座り、シエルを隣に座らせた。 「シエル、おまえは何なんだっけ?」 「ア……アル様の……、性奴隷…です……」 「あぁ、そうだ。おまえは俺の性欲の捌け口だ。 その目で、口で、声で、体で、俺を悦ばせろ。」 ツゥ…と脇腹をなぞられて、シエルがビクっと身を震わせる。 アルベールはシエルのペニスに指を這わせ、そしてあることに気づいた。 「シエル、おまえマスターベーションはまだなのか?」 驚いてシエルに目を向けると、シエルはきょとんとした顔で首を傾げた。

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