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第64話

いつの間にか眠っていたシエルは、陽の光に照らされてスッと目を開けた。 顔を上げ、キョロキョロと周りを見渡す。 アルベールはもう行ってしまったのだろうか。 国を落としにいくのだろうから、昨晩から行っているのかもしれない。 ベッドサイドには粥が置いてあり、手の自由を許されたシエルはレンゲで粥を掬って、自分の口に運んだ。 食事をするために体勢を変えると、アナルがヒクつき、コポッと昨日中に出されたアルベールの精液が溢れ出した。 シエルはそれを出したくなくて、左手の人差し指で自身のアナルを塞いだ。 アルベールのことを考えだすと、なんだかむずむずと落ち着かず、シエルは左手は後ろのままに、レンゲをお盆に置いてから、右手を自分のペニスに這わせて上下に扱いた。 「はっ……!はっ、ふぅ…、ぁっ、アル様ッ……!!」 アルベールに教えてもらったように強く擦ると、だんだんそこは熱を帯び、アナルがキュッとシエルの左指を締め付けた。 「ぁっ…!!!ど、どし…よっ…、ぁんっ…、あ、止まんな……ぃっ!!」 シエルの右手は一心不乱にペニスを擦り続け、左手は指を増やしてアナルの中をぐちゃぐちゃと掻き回した。

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