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第68話
交代してまた次の男が上に覆い被さった。
その兵士は顔を近づけてきて、キスされると思ったシエルは咄嗟に顔を逸らしたが、顎を掴まれてすぐに戻されてしまった。
「本当にこんな綺麗な瞳見たことない。くり抜いてしまいたいくらい綺麗だよ……」
「ヒッ……!た、助け………」
「ふふ。この城に使えてて良かったって今初めて思った」
ペロッと眼球を舐められ、シエルはドッと冷や汗をかいた。
顔を撫で、兵士はうっとりとした表情でシエルの眼球に何度も何度も舌を這わす。
シエルは恐怖のあまり涙を流すが、男はそれを嬉しそうに舌で掬って飲み込んでいた。
「おまえ相変わらず変な趣味してるなぁ。こいつのケツの穴試してみろよ。名器だぜ?」
「君にはこの瞳の価値がわからないのかな。こんな綺麗な瞳は二人といないよ」
シエルの瞳を舐め続けるこの兵士は、元々それなりに富を有している貴族の家庭で育った。
昔から気に入った奴隷を親に買ってもらっては、瞳だけをくり抜いてコレクションする趣味があったのだ。
親はその狂気じみている自分の子の趣味に耐えかね、城の兵士として使って欲しいと王に頼み込んだのだ。
様子見としてしばらく兵士として働かせると、男は気に入った瞳の色の敵国の兵士を捕まえては目をくり抜いた。
他の兵士の誰もが気味悪がってこの男を避けたが、アルベールはその狂気さを買って兵士として城に置いたのだった。
「怖い…っ、嫌だ!誰か………っ!!」
「その怯えた顔もすごく素敵だ。なんて綺麗なんだろう。目をくり抜きたくなくなるくらい顔も綺麗だと思ったのは初めてだよ」
「ふっ……ぁ、ゃ……!!」
シエルの瞳や表情だけでペニスをガチガチに勃起させた兵士は、自分でペニスを扱いて、シエルの顔に欲をぶち撒いた。
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