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第108話
ミリィはアルベールに飛びつき、自慢である豊満な胸をアルベールの腕に押し付け、上目遣いで擦り寄った。
「退け。」
「やぁ〜ん!アルったら怖ぁ〜い!どうしたの?そんな怒って…」
「退けと言ってるのが聞こえないのか?」
「あ!わかっちゃったぁ〜!前に言ってた大切な玩具、取られちゃったんでしょう?」
「おまえ、いい加減に…」
「え〜?もしかして本気だったとか言わないよねぇ?奴隷、しかも男だしぃ?……きゃあっ!!」
図星を突かれ続けたアルベールは、ミリィを黙らせようと、その豊満な胸を力の限りで握った。
「痛い!痛いってばぁ!アル…ったらぁ!もぉ〜〜!!」
ミリィは強烈な痛みに涙を浮かべるが、自分の思い通りの流れに事が進んでいることに、内心笑みを浮かべた。
その後、ミリィの思惑通り、二人は行為に雪崩れ込んだ。
ミリィが気を失い、アルベールは隣で眠るのがシエルでないことにため息を吐いた。
たしかにミリィは可愛らしさと美しさを兼ね備え、それでいて体の線も細く、出ているところはよく出ている。
髪質もふわふわで、緩いウェーブ、ダークピンクとグリーンの綺麗なグラデーション、どこか妖艶なピンク色の瞳、女特有の柔らかな肌。
極められた閨房術により、国もどんどん拡大している超優良物件であることは間違いない。
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