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第202話

「シエル」 「……!!」 戦略も人員配置も全て終わらせたアルベールは、約二週間ぶりにシエルの部屋へ顔を出した。 シエルはアルベールの声に反応して振り返ったが、アルベールを見るなり、顔を真っ赤に染め上げて、ベッドの中に潜り込んだ。 「おい。なんなんだ」 「〜〜〜っ!」 珍しくジタバタと抵抗するシエルに、アルベールは意味がわからないとベッドを捲り上げた。 シエルは顔だけは見せまいと懸命に布団を握りしめているが、顔より下は全て布団外に晒された。 頭隠して尻隠さずとは、まさにこのことである。 「このまま挿れるぞ」 アルベールがシエルのズボンを下ろすと、真っ白でぷるんとしたお尻が曝され、アルベールはそのままヒクつく薄桃色の秘部にペニスを当てがった。 「いいのか?」 「………………だめっ」 「じゃあ顔を上げろ」 聞こえるか聞こえないかくらいの小声で反論し、ベッドから出てきたシエルは、リンゴのように顔を赤くして俯いた。 「何かあったのか」 「前に、その……恥ずかしくて……」 「前?……潮吹きしたことか?」 「〜〜っ!!」 シエルの反応から図星であると理解したアルベールは、くすくすと笑ってシエルを腕の中に閉じ込めた。

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